道路調査をより詳細に、効率的に!

複数のセンシング機材を車両搭載し、道路や道路周辺の三次元計測と撮影を行います。

  • レーザスキャナで道路周辺の三次元形状を取得
  • 走行車両から360°全周囲カメラ画像を連続撮影
  • 複数センサー情報を位置情報と連動し、高い精度を確保
  • 道路近傍の高精細画像、高密度点群を取得
  • 走行しながら大容量データを収録し、迅速に三次元データ化


利用分野


  • 従来手法の現地調査を削減し、短期間で現地作業を完了!
  • 取得したデータにより、いつでも机上で調査箇所を確認可能!
  • 調査計画、現地計測、データ解析を一連に行い、多様な調査に対応できます!



■事例1:道路管理図を作成したい!






三次元点群と写真画像により、道路や道路周辺構造物(道路情報版・CCTV・消火施設・非常電話など)の位置情報を取得して道路管理図(道路台帳附図)を作成しています。
樹木や高架橋等により遮られ航空写真が取得できない道路でも詳細なデータを取得することが出来、現地作業を削減して効率的に道路図化を行うことが出来ます。
衛星測位が難しい道路の調査でも十分に精度は確保されます。


※画像は、クリックで拡大できます。



■事例2:斜面防災に役立てたい!






転石調査では、原因となる浮石の点検が欠かせませんが、同時に転石発生の際の落石跳躍高や到達地点の推定も重要となります。
MMS計測では、写真による防護設備の状態確認、三次元点群による柵高や擁壁形状など、地上付近の斜面防災設備の管理に活用できます。
レーザ照射が届かない箇所があっても、当社の航空機による調査(航空レーザ測量)が併用できますので安心です。


※画像はクリックで拡大できます。



■事例3:道路設備を調査したい!




MMSが取得する三次元情報により、道路周辺の設備管理が可能となるとともに、高い相対精度を持つレーザスキャナの特性により、トンネルの変状調査にも用いることができます。
地圧のかかるトンネルでは、側壁のはらみだしや盤膨れ(路面の隆起)といった現象が起きることがありますが、このような内空変位も、三次元点群と内空断面との差分解析により抽出し、点検に役立てることが可能です。


※画像はクリックで拡大できます。



■関連項目



機材仕様





  • 高密度レーザスキャナによる三次元点群取得
  • 新型イメージセンサ(CMOS)搭載による360°撮影
  • 2基のGNSSアンテナによる誤差低減システムで高精度に絶対座標を決定
  • IMU(慣性計測装置)と走行距離計により衛星受信不良地点の精度を確保
  • 複数取得路線の連続自動マッチング処理によるズレのない点群合成

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コラム ~MMSで取得する全周囲画像とは?~







中日本航空のMMSは、6台のカメラで撮影された画像を合成処理することにより、隙間のない8K解像度相当の全周囲画像を取得します。
民生用カメラでは、被写体の形に歪みが生じたり、連続撮影への対応の難しさの問題があり、MMSでは専用の撮影機材が使用されます。
従来はイメージセンサにCCDが使われていましたが、近年はより高画質なCMOSが使われるようになり、本システムにも搭載されています。