上空から超高解像度画像を取得!


Vexcel社製のUltraCam Eagle Mark3は、固定翼搭載型の垂直写真撮影用デジタル航空カメラシステムです。




  • 画素数は約4億4900万画素!イメージサイズ・画素数共に国内最高スペック機材
  • 対地高度1000mから地上解像度1.9cmという驚異的な解像度の画像を取得
  • パンクロマティック・RGB・近赤外の画像データを使ってパンシャープン処理をすることにより、高精細なデータを作成
  • 80mmの広角レンズと210mmの高精細レンズを交換して運用可能
  • 近赤外画像(NIR)を利用することにより、超高解像度の近赤外カラー画像を作成することも可能


利用分野


  • 各種地図作成
  • 航空レーザ図化の法面地形向上、地物図化
  • 高精細な地図画像取得
  • GISの背景データ作成
  • 植生分布調査
  • 固定資産評価における土地・家屋判読
  • 災害状況写真や、遺跡調査にも



■事例1:写真地図を作成したい!






空中写真で生じる標高差のある地形・建物の倒れこみを補正したものを、デジタルオルソ画像と呼びます。
このような画像は、倒れこみがないため、写真地図等の正確な測量成果に使用することができます。



■事例2:植生の分布調査を行いたい!




UltraCam Eagle Mark3は、近赤外レンズを装備しているため、植生を強調したフォルスカラー画像を作成することが可能です。

近赤外を赤、赤色を緑、緑色を青に発色させると、植生が赤色で強調されるため、人工物との区分を判別し、緑被率を調査する際などに使用できます。

より高精度な植生分類やハイパースペクトル画像を取得をお考えの方は、固定翼搭載型リモートセンシングシステム「CAST」のページを合わせてご参照ください。



■事例3:レーザ測量と空中写真測量を同時に行って、より高精度な図化がしたい!





航空レーザ計測システムとの同時搭載が可能なため、航空レーザ測量と空中写真測量を同一のフライトで同時に取得することが可能です。
そのため飛行コストを抑えることができます。

さらに、航空レーザ測量は空中写真測量で表現困難な樹木下の微地形を抽出することが可能です。



■関連項目



機材仕様




  • 地上解像度1.9cmもの高解像度な垂直写真撮影が可能
  • 80mmの広角レンズと210mmの高精細レンズを交換して運用を行うことが可能
  • パンシャープン処理により、高精細な画像データ作成が可能。従来イメージサイズと比べ最も撮影幅が大きく、作業の効率化向上
  • 8個のレンズを搭載し、RGB画像およびNIR画像のマルチスペクトル撮影が可能
  • 最大画像サイズ:26460×17004pixel @4.0μm

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コラム ~パンシャープン処理とは?~



パンクロマティックセンサーは、高解像度のデータを取得することができますがモノクロ画像です。
一方、カラーレンズ群で取得した画像は、色情報があるため物体を識別しやすくなりますが、一般にパンクロマティック画像よりも低解像度です。
そこで、パンクロマティック画像にカラー画像を合成し、高解像度かつ多くの色情報を持たせるよう行う処理のことをパンシャープンと言います。
作成されたパンシャープン画像は、地形の判読、図面の背景などに活用されています。