豊かで快適なまちづくりの基盤として、水道・下水道は市民生活に欠かせないライフラインです。自治体の上下水道施設情報や資料の量は膨大であり、紙で管理してきた図面や資料は劣化及び紛失したものもあるかもしれません。この公共インフラを効率よく管理し、低コストで維持・補修・新築していく公共施設のアセットマネジメント(資産管理)の導入として、既存資産の把握と整理が重要な要素となります。
中日本航空は測量調査や空間情報を取り扱う企業としての永年のノウハウにより、水道施設の維持管理手法の提案、マッピングシステムをはじめする運用管理手法の提供、データベースの構築をサポートします。



上水道管理台帳(配水管路図・給水戸番図)



水道事業は企業としての経済性と公共の福祉が求められており、水源確保・水道施設の 施工計画や維持管理・長期的な安定供給を行う上で、水道台帳の整備は欠かすことができ ません。上水道管理台帳は、配水管や給水管の現状を調査し、弁栓類やメータ等の上水道 施設情報を記載した図面や調書を作成します。

下水道台帳



公共下水道管理者は、下水道法第23条により公共下水道台帳を調製し保管することが 義務付けられております。道路台帳図などの現況平面図を基図として、工事竣工図や現地 調査結果に基づき、下水管渠・マンホール・取付管・枡(ます)等の下水道施設情報を記載 した図面や調書を作成します。

GNSS測量による弁・栓・マンホール調査

弁・栓・マンホールの位置精度は従来の写真測量(25cm)レベルからVRS方式RTK測量による調査を行うことで、数cmレベルへの精度の向上が可能となり、従来のオフセット方式による手法より時間と経費の削減も可能です。また地形図の経年変化の修正作業を同時に行うことも可能で、より一層の効率化を図ることが出来ます。



技術・機材


製品・成果


上下水道管理データ


上水道管理台帳や下水道台帳で作成された図面や調書をデータベース化し、地図と関連付けて一元管理するシステムを導入することにより、一層の業務の効率化を図ることができます。

G_Nas「上水道管理システム」


上水道管理システムは、配水管・弁栓・給水管・メータ等の水道施設の情報表示、工事番号・水栓番号・使用者名等からの施設の検索表示や、検定満期メータの検索、断水エリアの検索等を行います。

G_Nas「下水道管理システム」


下水道管理システムは、下水道施設の情報表示、管路番号・ます番号・使用者名等から施設の検索表示や、集計表の作成や縦横断面図の作成を行います。また、受益者負担金システムと連携させることで、負担金の収納状況なども地図的に把握できます

全庁型GIS Let's Map!


上下水道管理業務で作成される上下水道台帳図などの空間情報を全庁的に有効活用することができます。