上空から高解像度画像を取得!
UltraCamXp WA(UCXp WA)は、固定翼搭載型の垂直写真撮影用デジタル航空カメラシステムです。
- パンクロマティック・RGB・近赤外の画像データを使ってパンシャープン処理をすることにより、高精細なデータを作成
- 広角撮影により、広範囲の撮影が可能
- 近赤外画像(NIR)を利用することにより、高解像度の近赤外カラー画像を作成することも可能

利用分野
- 各種地図作成
- GISの背景データ作成
- 固定資産評価における土地・家屋判読
- 災害状況写真や、遺跡調査にも活用実績あり
■事例1:写真地図を作成したい!
空中写真で生じる標高差のある地形・建物の倒れこみを補正したものを、デジタルオルソ画像と呼びます。 このような画像は、倒れこみがないため、写真地図等の正確な測量成果に使用することができます。 |
■事例2:植生の分布調査を行いたい!
UCXp WAは、近赤外レンズを装備しているため、植生を強調したフォルスカラー画像を作成することが可能です。 近赤外を赤、赤色を緑、緑色を青に発色させると、植生が赤色で強調されるため、人工物との区分を判別し、緑被率を調査する際などに使用できます。 |
■事例3:レーザ測量と空中写真測量を同時に行って、より高精度な図化がしたい!
航空レーザシステムとの同時搭載が可能なため、航空レーザ測量と空中写真測量を1回のフライトで実施することが可能です。そのため飛行コストを抑えることができます。 さらに空中写真測量だけでは困難であった樹木下の図化を、より正確に行うことができます。 |
■関連項目
- 固定資産評価における土地・家屋判読
- 施設管理等の現況確認用
- 災害状況写真(災害対応情報ページはこちら)
- 遺跡調査
機材仕様

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コラム ~パンシャープン処理とは?~

パンクロマティックセンサーは、高解像度のデータを取得することができますがモノクロ画像です。 一方、カラーレンズ群で取得した画像は、色情報があるため物体を識別しやすくなりますが、一般にパンクロマティック画像よりも低解像度です。 そこで、パンクロマティック画像にカラー画像を合成し、高解像度かつ多くの色情報を持たせるよう行う処理のことをパンシャープンと言います。 作成されたパンシャープン画像は、地形の判読、図面の背景などに活用されています。 |