実体視によって詳細な地形構造を把握できるように

航空レーザ計測システムやナローマルチビーム音響測深機等を用いた測量では、数値地形図データ(三次元座標値)を成果品として作成します。これらの三次元座標値データから作成したステレオペア画像を実体視することで、詳細な地形構造を把握することが可能となります。


・数値地形データによるステレオペア画像


実体視とは

1対(2枚1組)の写真を用いて実体感(立体感)を得ることを実体視といい、互いにラップした空中写真を用いて実体視を行う空中写真判読は、地すべりや活断層などを判読する方法として広く行われています。2枚の写真をながめるだけで、地形の起伏や植生の被覆状況などを特別な機材を使用することなくイメージすることができます。

実体視の方法としては

  1. 肉眼による実体視
  2. 実体視鏡による実体視
  3. 余色実体写真による実体視
  4. 3次元ディスプレイ

などによる実体視 がありますが、肉眼による実体視に挑戦してみてください。  

実体視の仕方



両方の図形の中間に、右図のように紙を立て真上から図形を見ます。 目の力を抜いて遠くをぼんやりと見るようにすると、両方の画像が 真中によってきて、1つに重なりあうと図が浮かび上がって見えます。


航空レーザ測量による実体視



最新の数値データ加工技術により、航空レーザ測量による地形データからも実体視ができるようになりました。空中写真ではわからなかった植生下の微地形まで鮮やかに見ることができます。従来の空中写真判読の経験を活かし、かつ最新のDEM加工技術とシステム化により、地形判読の効率化・高度化を支援します。

山が飛び出し、谷がへこむ感覚は1度見たら、やみつきになります。現地での調査に先立ち実体視を行うことをお勧めいたします。

特徴

  • 植生下や谷部などの微地形が空中写真に比べて見やすい
  • 高さの強調など、判読に適した過高感を得られる
  • 傾斜方位などの解析結果を実体視することができる
  • 判読だけではなくGISデータ作成や計測などもできる高機能なシステム化を実現


製品・成果

DEM(グリッドデータ)を利用した実体視画像


大規模な地震により発生した地すべりと河道閉塞(下図と同じ位置)

オルソ写真を利用した実体視画像


大規模な地震により発生した地すべりと河道閉塞(上図と同じ位置)



DEMとオルソ写真を利用した実体視画像


DEMによる起伏図と写真を重ねたもの

DEM(グリッドデータ)を利用した実体視画像


大規模な地震により発生した地すべりと河道閉塞(天然ダム湛水域を色付け)



関連サービス・機材・技術

利用分野


関連項目