『航空レーザ計測システム』や『ナローマルチビーム音響測深機』を利用して作成した数値モデルより、三次元解析を行うことで、目的・用途に応じた各種解析図が作成されます。

等高線図・等深線図

標高の表現方法としてはオーソドックスなもので、地形図等の標高表現に使用さています。同じ標高点を結んだ線を等高線といい、海底や湖底等の水域では等深線ともいいます。

等高線図

数値地形モデル(DTM)を用いているため、等高線の間隔を自由に設定することが可能です。


主曲:1m 計曲:5m

主曲:2m 計曲:10m


オルソコンタ図


写真に等高線を重ねて表示したもので、写真上で標高を確認することができます。



等深線図

ナローマルチビーム音響測深機を用いて作成したダム湖底の等深線図です。陸域の航空レーザ計測データとの合成も可能です。


青(水域):ナローマルチビーム音響測深機で計測 黄(陸域):航空レーザ計測システムで計測


標高段彩図・陰影図


DSMデータやDTMデータから三次元地形モデルを直観的に把握できる表現方法です。

標高段彩図(DEM)


標高段彩図とは、標高値に高さ毎の異なる色を付けたものです。一般的に、標高の高い箇所を赤(暖色系)で、低い箇所を青(寒色系)で表現します。

傾斜陰影図(DEM)


傾斜陰影は、地形の傾斜の緩急を影として表現する方法です。斜度が急な箇所ほど影表現の強い黒色で表現します。

陰影図(DEM)


陰影図とは、立体的な表現手法の一つで、DEM等の地形モデルに対して、任意の位置に光源を設定して影をつけたものです。

標高段彩陰影図(DEM)



標高段彩陰影図とは、標高段彩と陰影を合成して表現したものです。より立体的な地形表現となります。



地形起伏図(特許技術)


水部属性の付与されたDTMから作成した地形起伏図

地形起伏図とは、地形の特徴を分かりやすく表現する手法で、標高の高低差と合わせて微地形の把握が可能となります。水部の属性を利用することで、河川などの水域の表現も可能です。

鳥瞰図

鳥瞰図は、鳥の目線のように上空から斜めに見下ろした表現方法をいいます。
数値データを利用するため、等高線との重ね合わせや、写真画像を張り合わせることも可能です。

地形起伏図の鳥瞰


地形起伏図を鳥瞰表示(右)と、地形起伏図に等高線を重ねた鳥瞰表示(左)

レーザ点群の鳥瞰


レーザ点群(DSM)の1点1点にオルソ画像の色を付与した鳥瞰表示



差分解析

差分解析①

DSMとDEMの2種類のデータを用いて差分解析を行うことで、地物の高さを求めることができます。山間部では樹高を、市街地等では建物高などを把握に利用されます。
式:DSM - DEM = 樹高(建物高)

樹高分布図


赤色部は樹高が高く、青色部は低い。裸地抽出にも利用できます。

差分解析②

計測した時期の異なる二つのDEMデータを用いた差分解析は、地形の変遷把握などに利用されます。また、山間部のDSMの利用で樹木の成長や倒木等の把握に、市街地のDSMでは建物の建築や滅失等の把握調査に利用することができます。
式:DEM(2時期目)- DEM(1時期目)= 変動量
【浸食・堆砂分布図】(イメージ)


変動量が(+)の箇所は、堆砂傾向を示す赤色表示。(-)の箇所は、浸食傾向を示す青色表示。(0)付近の変動量が少ない箇所は緑で表示。

機材・技術

利用分野

  • 地形図作成
  • GISデータ
  • 各種主題図
  • 各種ハザードマップ
  • 縦横断図
  • 土砂量調査
  • 地形判読
  • 断層調査
  • 植生調査
  • ダム堆砂測量

関連項目