電気は欠かせないライフラインの一つです。中日本航空では航空機を用いた各種調査を実施しております。


送電線と周辺樹木との離隔調査は短絡事故による山林火災防止のためにも重要です。高密度レーザによる計測で、樹木一本一本と送電線との離隔を図ることができ、各種図面や帳票にして提供いたします。

水力発電用ダムは砂が溜まることにより能力低下を招きますので、定期的に埋砂状況を把握することが重要です。航空レーザとの同時利用により、周辺からの土砂供給量の予測も可能になります。

雷による架空地(グランド)線への影響を知るために人による調査が行われていますが、調査にかかる人件費削減や調査員の安全のためにもハイビジョン撮影は有効です。




技術・機材

ヘリコプター搭載型 航空レーザ計測システム『SAKURA』 

波形記録式レーザ計測により高精度な図面作製が可能です。送電線の離隔調査で取得したデータは、管理図面の更新にも利用できます。

固定翼搭載型 航空レーザ計測システム『SAKURA-FX』

固定翼を使って広域を調査し、新設鉄塔などの候補地選定に利用できます。同時に取得される航空写真からオルソフォトも作成でき、検討資料の幅が広がります。

Laxax(ナローマルチビーム音響測深機)

水力設備の堆砂状況の確認に利用できます。

製品・成果

接近木航空離隔調査 伐採管理支援システム『SODEN X』

平面図、下線および中線直下の縦断面図、接近木位置の横断図の表示・印刷ができます。
調査データをメッシュで管理していますので、樹頂だけでなく枝振による接近の検索もできます。