調査測量事業

国際協力機構(JICA)2024年度「中小企業・SDGsビジネス支援事業」に採択されました

このたび、独立行政法人国際協力機構(JICA)公募 2024年度「中小企業・SDGsビジネス支援事業~ニーズ確認調査~」に、弊社提案が採択されましたことをお知らせします。

案件名(和文):「ネパール国MMSデータによる道路DXニーズ確認調査」
案件名(英文):「SDGs Business Needs Confirmation Survey for DX in Road Infrastructure using MMS data in Nepal」

本公募は、開発途上国の課題解決に貢献し得る事業化を目指し、製品/サービスに対する顧客の受容性の調査・実証、製品・サービス提供体制構築、収益性の確保や事業計画の精度向上を図ることを目的とした事業です。

今回の提案では、可搬性・操作性に優れた弊社開発の「MMS N-QUICK」を活用し、従来の目視点検では見落とされていた道路周辺の損傷箇所を検出、3次元データによる高精度な道路空間情報を可視化します。
ネパール国における道路インフラのデジタル化を推進し、交通事故死および災害事故死の削減を目指します。

中日本航空では最先端の3次元地理空間情報技術や環境課題解決技術を活用し、
持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、今後もさまざまな取り組みを推進してまいります。

<関連リンク>
MMS N-QUICK(簡易MMS)とは?
国際協力機構(JICA)ニュースリリース
国際協力機構(JICA)2024年度採択案件一覧
国際協力機構(JICA)中部センター プレスリリース
JICAについて - JICA

【本件に関するお問合せ先】
中日本航空株式会社
東京支社調測事業部
Tel:03-3567-6310
担当:岡本、馬塲


簡易車載レーザシステム「MMS N-QUICK」


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救急医療の現場で社会を支える『名鉄×WAO!』

『名鉄×WAO!』CM第二弾は弊社ドクターヘリ事業!

弊社は、1984年に日本の事業会社として初めて救急医療専用ヘリコプターを運航して以来、約40年間にわたって命を救う現場で活躍してきました。
現在では、いち事業者としては国内最多となる15カ所の拠点で運航業務を担当しています。

今回、そのドクターヘリ事業が『名鉄×WAO!』のCM第二弾で登場します!
放送開始は本日12月23日から!
CMと併せて『名鉄×WAO!』の専用サイトにも
メイキング動画などが掲載されていますので、ぜひ一緒にご覧ください!

『名鉄×WAO!』
専用サイト   Link
Youtube   30秒CM15秒CM
         メイキング
         滝藤賢一さんからのメッセージ


調査測量事業

三重県多気郡大台町と防災協定を締結しました

 弊社は、三重県多気郡大台町と「災害時における空中からの情報収集(航空写真撮影)に関する協定」を締結いたしましたのでお知らせいたします。
 本協定では、急峻な地形が広がる大台町内において災害が発生した場合に、航空機を利用し被災状況等の情報を収集することを目的としております。
 弊社が保持する航空機の機動力を活かして、早期の情報収集・情報提供に尽力し、災害復旧・救援活動に資することを目指してまいります。


調印式の様子 (左)大森正信 大台町長 (右)鈴木浩二 調査測量事業本部長


調査測量事業

洋上での鳥類飛翔状況の調査手法に関する共同研究を始めました

日本の周辺海域には多くの鳥類が生息していますが、どの程度の飛翔があるのか定量的に調べる手法は確立されていません。中日本航空株式会社と一般財団法人日本気象協会は、共同で調査手法の開発をはじめました。中日本航空株式会社は高度な航空測量技術を持っており、一方で一般財団法人日本気象協会はレーダーによる鳥類調査や定点カメラによる鳥類飛翔状況監視の実績を持っています。両社の技術を組み合わせ、新たな鳥類飛翔状況の調査手法の開発にチャレンジしています。なお、その一部を日本鳥学会の研究大会(2024年9月14日開催)で紹介しました。



背景

日本は洋上風力発電事業において再生可能エネルギー発電事業を促進しようとしています。そのためには、海洋にかかわる様々なステークホルダーと協働・協議しながら進めていく必要があります。その過程で、「鳥類への影響」が問題視されることがあります。日本列島には様々な鳥類が生息しており、渡りのコースにもなっています。しかし、日本近海の洋上においてどのような鳥がどの程度生息しているか十分に解明されていません。洋上での鳥類飛翔状況の調査としては様々な手法が知られていますが、今回は「航空機調査」を用いた手法の高度化にチャレンジしています。


海上に生息するオオミズナギドリ


概要

今回は、航空測量技術のうち航空レーザ計測の技術を利用しました。航空レーザ計測とは、航空機に取り付けた航空レーザ計測装置から照射されるレーザ光の反射を利用して、上空から地上の形状を計測する技術です。この計測技術により、植生のあるところでも地表面のデータを正確に測ることができ、近年、地図の作成や農業及び林業、砂防、河川管理等、幅広い分野で利用されています。本共同研究では、この技術を応用して飛翔中の鳥類による反射光を解析することで、鳥類の抽出ができないかを試みました。


航空レーザ計測の計測イメージおよび取得データ例


調査を行いました

2024年夏、初めての試験的な調査を実施しました。本調査では、今回開発を進める「航空機調査」とともに、従来の調査方法である陸上からの定点目視調査や船舶からの目視調査も併用して実施し、調査精度も検証しています。その結果、鳥類の抽出が十分可能であることを確認しました。


(左)本調査で使用した航空機 (右)地上からの目視調査の様子


学会発表しました


2024年9月14日(土)に開催された日本鳥学会2024年度大会にて、口頭発表を行いました。
テーマ「【A08】洋上における鳥類の調査手法の開発」
○倉部鈴美・板谷浩男・工藤嘉晃・藤井直紀・島田泰夫・桃谷辰也(JWA)、若松孝平・玉井翔・高野正範・佐橋優也(中日本航空)


【お問合せ】


中日本航空株式会社
調査測量事業本部 営業部 法人営業課
e-mail:houjin@nnk.co.jp