平成30年9月6日に北海道胆振東部にて大規模な地震が発生いたしました。
被災された皆様には、謹んでお見舞い申し上げます。
被災箇所の1日も早い復旧をお祈りいたします。
中日本航空では災害状況の把握や防災対策検討に活用するため、9月11日に斜め写真撮影を実施しました。
今後の防災対策等に少しでもお役に立てるよう様々な技術でサポートしたいと考えております。
詳しくは、災害対応:平成30年9月 北海道胆振東部地震 斜め写真撮影をご覧ください。
アメリカ合衆国ロードアイランド州にて開催されました第 19回 JALBTCXワークショップに参加し、RIEGL社と共同で当社の新型ALB機材であるSAKURA-GH の搭載までの工夫と実計測成果に関する発表を行いました。
JALBTCX(Joint Airborne Lidar Bathymetry Technical Center of Expertise)とは、米 陸軍工兵司令部(USACE)が主催する グリーンレーザ測深(ALB:Airborne LiDAR Bathymetry) による沿岸域マッピングに関する国際カンファレンスです。
地形特性の違いからか、世界的に見てもALB機材をヘリコプターに搭載した事例は少なく、日本の急峻な地形に沿って計測を行えるという利点や、SAKURA-GHで取得した高精度なデータ品質を紹介し、同会場内で大きな注目を集めました。
詳細は以下のリンクをご参照ください。(英文、外部ページにジャンプします)
○RIEGL社 プレスリリース
○JALBTCX 公式サイト

発表時の様子

会場前にて
夕方のニュース番組「Newsかいドキ」内で、最新の機材で富士山の登山道を3D計測した様子や富士山チャレンジの取り組み及び取得データの利活用についてインタビューを受けました。
計測したデータは、近日ホームページに公開予定です。
富士山チャレンジについては→【富士山チャレンジ公式HP】(外部リンク)
↓↓富士山チャレンジフォトギャラリー↓↓富士山の大自然と3D計測のコラボレーションをお楽しみください!
※ニュース一覧からお越しの方は、「続きを読む」ボタンをクリック
(写真をクリックで拡大)
技術論文「S-DEMデータを利用した地すべり地における変動ベクトル解析技術の開発」で、日本応用地質学会の論文賞を受賞しました。
航空機によるレーザ計測は、地形の3次元データを精度よく取得できる測量技術として確立していますが、数cmオーダーでの緩慢な地形変動を精度よく把握することは難しいのが現状です。
そこで、本研究では、
・S-DEM(地面点から任意の距離に位置する点群だけを抜き出した下層モデル)を利用した微地形を判別する手法
・高精度で斜面の変動量を解析する手法
を開発し、地すべり地内で発生した岩屑すべりの変動状況を詳細に推察できる成果を得ることができました。
当社は、ヘリによる計測から解析までを担当しました。
当社が担当したコア技術は→こちら!
論文ページは→こちら!(外部リンクJ-STAGEへ)