航空事業

国内初 SAFを使用したヘリコプターフライトを実施

中日本航空株式会社(本社:愛知県西春日井郡豊山町、代表取締役社長:二神 一、以下「中日本航空」)は、エアバス・ヘリコプターズ・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、最高執行責任者・社長:ギヨム・ルプランス、以下「エアバス社」)と共同で、国内初のヘリコプターによるSAF(持続可能な航空燃料)を使用したデモフライトを実施しました。



今回のフライトでは株式会社ユーグレナより600リットルのSAF「サステオ」が提供されました。株式会社ユーグレナが製造・販売するSAF「サステオ」は、国際規格「ASTM D7566 Annex6規格」に適合したSAFです。この「サステオ」は、使用済みの食用油と微細藻類ユーグレナから抽出されたユーグレナ油脂を原料としており、食用油の原料である植物や、微細藻類ユーグレナが成長過程で吸収する二酸化炭素と、燃料として燃焼する際に排出する二酸化炭素の量が実質的にはプラスマイナスゼロとなる持続可能性に優れた燃料です。


今回のデモフライトを終え、両社の代表は以下のように述べています。
中日本航空株式会社の二神 一 代表取締役社長「エアバス様、ユーグレナ様と協力し、国内初のヘリコプターによるSAFを使用したデモフライトの成功を嬉しく思います。今回のSAFを使用したフライトは、航空機のフライト時に排出される二酸化炭素の削減に取り組む当社にとって、大変重要な試みです。本検証の結果を踏まえ、将来的な本格導入に向けての検討を引き続き進め、持続可能な日本の空の実現を目指します。今後も幅広いミッションにおいて、エアバス・ヘリコプターズ・ジャパン様の万全なサポートを期待しています」

エアバス・ヘリコプターズ・ジャパンのギヨム・ルプランス最高執行責任者兼社長「エアバス・ヘリコプターズの長年のお客様である中日本航空様とともに、ヘリコプターの飛行の脱炭素化の実現に向け、国内初のSAFフライトの実施の成功を大変嬉しく思います。エアバス・ヘリコプターズはヘリコプター市場のリーダーとして、オペレーターとともに持続可能な飛行の未来を拓き、国内の航空業界における二酸化炭素排出量削減を目指します。本日飛行したH215は、お客様が求める高い任務効率と性能を発揮いたします」