航空事業本部 ヘリコプター運航部 内海 亜沙美

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私の仕事で、
農家の皆さんを守る

「本当は何がしたいんだろう」。進路を考え直すために大学を中退し、実家の手伝いをしながらそんなことを思っていました。いまなら何でもできる。これまでの枠にとらわれずに、新しいことに挑戦してみよう。そう考えたとき、思い浮かんだのが空の仕事。なかでもヘリコプターは、特に操縦が難しい乗り物と言われていることから、どうせやるなら難しいことにチャレンジしてみたいと思うようになりました。ただ、ヘリコプター操縦士の資格を取るには、多額の費用が必要です。どうすれば……と悩んでいたところ、中日本航空の奨学訓練制度を知りました。奨学金の支援を得るために選抜試験に挑戦し、合格。資格取得後に入社することになりました。

いまの仕事は、害虫であるウリミバエの駆除作業を沖縄で行っています。空からウリミバエの不妊虫を散布することで、交尾しても子孫は生まれず、害虫が減少し、1993年に根絶に成功。いまもウリミバエの再侵入を防ぐために仕事を継続しています。この仕事はヘリコプターしかできない作業です。私の仕事によって農家の皆さんを守ることができるのは、大きなやりがいを感じます。

女性が働きやすい職場づくりにも貢献したい

航空機を操縦する際、無線を使って交信を行うのですが、基本的に英語を使います。特に沖縄での仕事は、米軍基地と交信することが多く、相手は当然アメリカ人です。そのためネイティブが発音する英語を聞き取るのが大変。重要な内容が含まれている場合もあるので、リスニングをもっと勉強し、相手の意思がしっかり把握できるようにしていきたいと思っています。また、沖縄の天気は変わりやすいため、悪天候の場合に作業を続行するのか、中止して引き返すのか、状況に応じた的確な判断力が求められます。この力を付けるためには、経験あるのみ。たくさんフライトして、成長していきたいと思っています。

ヘリコプターの操縦士は、成長のステップがはっきりしています。最初は私が担当しているような散布作業が主ですが、トップクラスの操縦士になると、山奥へコンクリートや送電線建築素材などを運ぶ物資輸送やドクターヘリなどを担当できるようになります。私もそこを目指していきたいです。また、中日本航空では初の女性ヘリコプター操縦士なので、女性が働きやすい職場づくりにも貢献していきたいと考えています。

航空事業本部 ヘリコプター運航部 内海 亜沙美
内海 亜沙美
航空事業本部
ヘリコプター運航部
乗員訓練課
2019年入社

沖縄で仕事があるときは、現地のホテルに寝泊まりし、午前中に散布作業を行う。現在はまだOJTで仕事を覚えている最中だが、早く独り立ちして作業を任せられるようになりたいと意気込む。操縦士をめざす女性については、あれこれ悩まず、とにかく行動してほしいとエールを送る。女性だからこそ発揮できる力もあるのだから。

営業部 広島支店 八木 毅
航空事業本部 運航管理部 運航管理課 西尾郁美
工場整備部 服部達規
工場整備部 種田里奈
東京支社 調測事業部 吉田利輝
調査測量事業本部 技術部 地図情報統括 第3グループ 竹中優平
ヘリコプター整備部 南部真孝 工場整備部 渡邊亮