平成22年秋、ナラ枯れによるどんぐりの減少が原因とされるクマ被害が相次ぎました。マツ枯れやナラ枯れについては害虫が原因であることが知られていますが、枯れる前の不健全木(ダメージ木)を早期発見することが重要です。当社ではハイパースペクトルを利用したリモートセンシングにより、ダメージ木を早期発見し対策するための調査を行っております。

マツ枯れ・ナラ枯れにおけるダメージ木はレッドエッジ(680nm~750nm)の変化に特徴が現れることが研究により報告されております。この微小変化を捉えるにはハイパースペクトルによる調査が重要です。GPS/IMUを利用した計測を実施しており、計測データは座標値が付与されますので、抽出されたダメージ木の位置を特定することができます。

技術・機材

衛星よりも高い分解能を持っており、最大288バンドの多波長を利用した多角的な観測が可能です。

製品・成果

  • 樹種分布図/マツ被害木調査票