新型コロナウイルス感染症にかかる現下の状況を踏まえ、志摩スペイン村での出発式、ならびに、実証実験の取材(志摩スペイン村駐車場側及び中部国際空港側)について中止とさせていただきます。
なお、実証実験については13日のみとし、14日実施予定であった実証実験は中止しました。
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〜三重県志摩市と中部国際空港間の観光ビジネスでの活用を想定〜
中日本航空株式会社、名古屋鉄道株式会社、ANAホールディングス株式会社は、三重県との受託契約に基づき、「空飛ぶクルマ」が実用化された際のルートを想定したヘリコプターによる実証実験(三重県志摩市~中部国際空港)を行います。
1 実証実験
(1) 内容及び目的
三重県志摩市と中部国際空港間の移動には、地上交通を利用した場合、高速道路を利用しても約2〜3時間かかりますが、空を使った移動では約20分と大幅に時間を短縮でき、交通利便性が大きく向上します。
今回の実証実験では、観光ビジネスへの「空飛ぶクルマ」の活用を目的に、「空飛ぶクルマ」の代替としてヘリコプターを活用した志摩スペイン村 第3駐車場 ⇔ 中部国際空港 間における旅客輸送、実際の旅客機を利用した旅客の中部国際空港での乗り継ぎ、地上交通を利用した旅客の志摩スペイン村や中部国際空港での乗り換えを実際に行う事で、ルート飛行における法令や手続きに関する課題の抽出、空港や場外離着陸場における利便性確認に取り組みます。
なお、空港内で旅客便から「空飛ぶクルマ」への乗り継ぎを想定し、実際に搭乗者の乗り換えを通じて課題抽出する取り組みは全国初となります。
(2)実施期間
2021(令和3)年1月13日(水) 1往復(2フライト)
【実施予定であった14日の実証実験は新型コロナウイルス感染症にかかる現下の状況を踏まえ、中止しました】
(3)飛行区間・距離
志摩スペイン村 第3駐車場(三重県志摩市磯部町坂崎)から 中部国際空港(愛知県常滑市セントレア1-1)まで 片道 約60km
(4)使用機材
ベル430(巡航速度 230km/h 定員 8名)
(5)実証実験における各社の主な役割
● 中日本航空株式会社:場外離着陸場の設置、運航にかかる手続き(申請)、天候判断、場外離着陸場での保安検査、ヘリコプター運航、運航管理
● 名古屋鉄道株式会社:場外離着陸場まで(から)の人員輸送支援
● ANAホールディングス株式会社:中部国際空港内での旅客誘導
● 三重県:地域および関係者との調整等
【協力】
● 株式会社志摩スペイン村:場外離着陸場の提供
● 中部国際空港株式会社:実証(実験)フィールドの提供
● 志摩市:地域および関係者との調整等
2 出発式
※ 新型コロナウイルス感染症にかかる現下の状況を踏まえ、中止とさせていただきます。
3 参考
(1)「空の移動革命」実現に向けた飛行ルート策定事業について
① 本事業について
三重県では、新たなテクノロジーである「空飛ぶクルマ」を活用し、交通・観光・物流・生活等の様々な地域課題を解決して、地域における生活の質の維持・向上をはかるとともに、新たなビジネス創出等を実現する空の移動革命を目指し、「空飛ぶクルマ」の実証実験の誘致や事業者の支援等に取り組んでいます。
本事業は、「空の移動革命」実現に向けた飛行ルート策定業務委託の一環として実施するものであり、「空飛ぶクルマ三重県版ロードマップ」に位置付けられた三重県の具体的な取組の一つです。
② 実施体制
主 催 三重県
受託者 中日本航空株式会社
協力事業社 名古屋鉄道株式会社、ANAホールディングス株式会社
(2)「空飛ぶクルマ」とは
「空飛ぶクルマ」とは、電動・垂直離着陸型・自動(無操縦者)など、身近で手軽な空の移動手段として期待されている新たな空のモビリティです。現在、世界中で機体や各種関連技術開発が進められており、都市や地方における課題の解決が期待されています。国内においては、空の移動革命に向けた官民協議会が設立され、実用化に向けたロードマップが策定され、実用化に向けたユースケースの検討や環境整備に向けた検討が行われています (https://www.meti.go.jp/press/2018/12/20181220007/20181220007_01.pdf)。
4 問い合わせ先
・三重県雇用経済部 創業支援・ICT推進課 電話番号:059-224-2227、E-mail:sougyo@pref.mie.lg.jp
・中日本航空株式会社 総務部 電話番号:0568-28-2151
・名古屋鉄道株式会社 広報部 電話番号:052-588-0813
・ANAホールディングス株式会社 広報・コーポレートブランド推進部 電話番号:03-6735-1111