高専・大学時代、情報システムを使って世界の気温変動に関する統計解析に取り組んできました。研究を進めていくと、環境とITへの興味は増すばかり。両分野の知識を生かせる仕事が中日本航空にあると知った時は、うれしかったです。
普段は、航空写真、都市計画図、地番図に関する新しいデータを地理情報システム(通称GIS)に登録し、正しく機能するよう、セットアップする業務を担当。このほか自治体からシステムの改修や機能追加に対するご要望をいただいたら、その実装、つまりプログラミングも任されています。システムエンジニアとして、求められる機能を確実にセットアップ・実装することができた時は、達成感で胸がいっぱいに。もちろん、そこに至るまでは、大小様々な不具合事象と対峙することもあり、それらを円滑に解決できた時には、自身のレベルアップを感じ、さらに知識を磨きたいという意欲も湧いてきます。
セットアップは、自治体にうかがい、そこで使われているパソコンやサーバーへ行われます。それら機器の中には、個人情報が含まれているケースもありますので、慎重に作業を進めることが肝要。仮にセットアップに問題があると、システムに不具合が生じ、自治体各課の業務、ひいては地域住民の皆さんに何らかの影響を与えかねません。ですから、責任ある仕事を任されているという思いは、常に持つようにしています。
直近では、基本情報処理技術者の試験に合格することを目標に定めています。部内で活躍されている多くの先輩は、この資格を持っているので、私も後に続きたいです。また、将来的には、弊社が質を高めてきたGISと、AIやIoTといった可能性を広げていく技術を組み合わせて、一般企業向けの新システムをつくってみたいと思っています。その結果、中日本航空の新しい社会貢献のカタチを創造できたら、会社の収益の向上も期待できますし、何より今までにないやりがいが得られるのではないでしょうか。