HISTORY

中日本航空株式会社
70th ANNIVERSARY SITE

MESSAGE メッセージ

おかげさまで70周年

日頃は、中日本航空をご愛顧いただきまことにありがとうございます。 おかげさまで弊社は2023年5月に創立70周年を迎えることになりました。 ご支援いただきました皆様に心より御礼申し上げます。

事務所兼倉庫の前で

創立記念行事「ミス・エアクイーン」を募集

セスナ式170型2号機

セスナ式170型1号機JA3038 の前で、青山社長(左)

1953~

昭和28年

創立

-よみがえる翼-

江南市で鉄工所を営んでいた青山利光氏が、戦争を経験したパイロットたちの空にかける情熱に理解を示し、セスナ170B型を2機保有して1953年5月中日本航空が誕生しました。

グラマングース導入セレモニー

紀州航空路を開設

航空路図

ダグラス式DC-3型の導入

1960~

昭和35年

挑戦

-資本強化と定期航空輸送-

地元大手の名古屋鉄道㈱と㈱中日新聞社による資本参加の申入れを、定期輸送への進出を視野に入れていた青山利光社長が快諾。
1963年7月に、全日空が運航していた路線を譲り受け、定期航空輸送を開始しました。その後もその翼を広げましたが、高度経済成長の象徴である高速道路網の建設や、東海道新幹線の開通により路線運営が困難となった定期運航部門は、1965年2月に短い歴史の幕を閉じました。しかし、コミューター航空という呼称もなかった時代に、弊社はその先駆けを成しました。

送電線延線工事に活躍する富士ベル式204B型

ベル式212型の定期点検

国産赤外線スキャナー(THP-1)

航空測量事業に活躍したセスナ式206型

1965~

昭和40年

広がる翼

-事業多角化-

定期運航からの撤退後、航空機使用事業の強化と、事業の多角的拡大に向かいました。固定翼での水産庁の漁業パトロールや、回転翼での電力物輸、報道取材、工場整備部門、調査測量事業など、現在の弊社を支える事業が本格化しました。
中でも、弊社にとって新生面を開いたのが、国内で初めての国産赤外線スキャナーを用いた火力発電所の温排水分布調査など、大きな成果を上げた調査測量事業の躍進でした。

EMS 専用機ベル式206L-1型

アナログ図化機(左)解析図化機AC-1(右)

1980~

昭和55年

未来を拓く

-新時代の先駆け-

航空機による新規事業開拓を目指しEMS(Emergency Medical Service)の可能性に着目。1984年には、国内初となる民間の救急患者搬送業務を開始し、現在全国で活躍するドクターヘリの前身となりました。
調査測量事業では、コンピュータ技術の発展を踏まえ、当時最新の機材が数々導入され、図化作業も大きく変容しました。

阪神淡路大震災(調査測量事業本部撮影)

三重県防災ヘリコプター「みえ」

広島県防災ヘリコプター「メイプル」

1995~

平成7年

空の可能性

-危機管理時代への対応-

1995年1月に発生した阪神淡路大震災をきっかけに、緊急災害時におけるヘリコプターの有効性が広く認知され、各県で防災ヘリコプターを導入する動きが活性化しました。弊社でも各地で防災ヘリコプターの運航・整備業務を受託しました。

整備作業風景

広島運航所

栃木メンテナンスセンター

2000~

平成12年

信頼の証

-認定事業場拡大-

1997年10月に施行された航空法の大改正をうけた新航空機検査制度に対応するため本社事業場では「航空機整備改造認定」、「航空機整備検査認定」「装備品修理改造認定」を取得しました。その後2005年の八尾事業場の認定をはじめ、広島・東京・沖縄・栃木と、確かな整備技術を発揮する認定事業場を拡大していきました。

グリーンレーザによる水面下の計測データ

新ロゴマーク

SAFを使用したヘリコプターフライト

モーリシャス共和国のマングローブ林と計測データ

群制御飛行使用機種(PD4B-M)

2015~

平成27年

あらたに

-継承と成長-

2017年
従来の近赤外レーザでは計測できなかった水面下の地形も計測できるグリーンレーザ計測装置を導入
2020年
本社新整備場建設を機に、長年親しまれたロゴマークをリニューアル
(新たなロゴマークには、今まで培ってきた経験や知識を継承し、広い分野で際限なく活躍する企業としての将来性が込められている)
2022年
国内初 SAF(持続可能な航空燃料)を使用したヘリコプターフライト実施
2022年
カーボンニュートラルの調査対象として注目され始めているブルーカーボン(七尾湾)やマングローブ林(モーリシャス共和国)の調査手法検討に着手
2023年
広大な空港敷地を短時間で点検する仕組みの構築を目指して、空港敷地内で群制御を用いたドローン飛行に国内で初めて成功